浦和ラグビースクール代表の池田です。
新シーズンを前に選手、指導者、保護者及び関係者 皆さまに一言ご挨拶申し上げます。
この2年半余り、コロナ禍における様々な事象が起こり、2019年までの「当たり前のスクール活動」が当たり前にできない中、安全・安心を徹底的に配慮しながら、なんとかスクール活動を継続して参りました。各指導陣が一丸となり、選手達へのラグビーモチベーションを落とさない工夫、チームのベクトルを合わせるたゆまぬ努力を重ねてくださった点、改めて熱く厚く御礼を申し上げます。こういう取組もあいまってか、11年ぶりにヒーローズカップ全国大会に駒を進めることができました。昨今、小学生のトーナメント大会に対しては賛否両論、指導者の勝利至上主義等、外部からの指摘もあるようですが純粋に傍で我がチームを見ていて、選手達が自主自発的に目標を定め、目標に向かって全員で努力する姿勢に強く感動し、選手達の心身の成長の実感、そして生徒たちからの大いなる学びを得た次第です。
さて2022年度シーズンが始まります。まん延防止期間は解除されたとはいえ、まだまだ予断は許しませんが、より一層の安心・安全への配慮を徹底し、まずは「当たり前のスクール活動」が当たり前にできるように、世の中の状況を鑑みながら徐々にドライブをかけて行きたいなと願っております。
スクール代表として、改めて全員にお願いしたい事、実現したい事をお伝えします。
それは1984年創設以来の我が浦和ラグビースクール三信条である「礼儀・勇気・思いやり」の言葉だけでない実行です。これはラグビーのプレーのみならず、スクール活動時間全体に対象を広げ選手のみならず、指導者も、そしてご父兄も一緒に実行していければなと思います。
例えば、「礼儀」。全体集合時の挨拶はそれこそ幼児から全員大きな声、揃った姿勢でビシっとできるようになってきました。これだけ立派な挨拶ができるスポーツ団体は他に例がないと思います。我が浦和ラグビースクールが胸を張って誇れる事の一つです。ここまでできるのだったら、グランドに入ってくる人達は全員、ラグビースクール関係者ですから、もっともっと挨拶の輪を広げていきましょう。
子供も大人も関係なく大きな声で気持ちよく挨拶する習慣を広げていきましょう。いつのまにかそれが「当たり前」になる迄。必ず更に気持ちよくスクール活動ができるはずです。
例えば、「思いやり」。苦しい練習している時の声掛け、励ましだけではありません。
グランドに入場の際の自転車、自動車の駐車位置、間隔、揃え方も「思いやり。」皆が気持ちよく台数も多くとめることができます。バックや荷物、水筒の置く位置。好き勝手バラバラに置くのではなくチーム単位でビシッと綺麗に揃えるのも「思いやり」 ちなみにスポーツ強豪校が競技問わず必ず誰に言われずともできるのが荷物や靴の整理整頓。これも最初のうちだけ意識してやっていけば、そのうち「当たり前」に習慣化していきます。その過程で知らずと一歩も二歩も成長が実現するわけです。
どうか新シーズンにあたり、改めて、浦和ラグビースクールの三信条「礼儀・勇気・思いやり」の実行につきまして、ご理解をお願いします。新シーズンも更にスクール活動を充実させるべく指導者一丸で邁進いたす所存です。どうか一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
浦和ラグビースクール代表 池田宏